現役訪問2
緊急事態宣言が出されているあいだは自粛していた練習がようやく再開されたので、4月5日(月)に春高を訪問し、現役部員の練習を見学してきました。
11時30分の練習開始時間に合わせて、マイカーで春高に向かいました。あいにくの雨模様。八木崎駅の踏切の反対側にあった名物パン屋「まつば」が二年前の秋に突然閉店してしまい、今は美容室として新たな店舗になっていました。60代以上の人は合宿の調理場所として、多くの春高生にとっては昼食のパン販売業者としてお世話になった「まつば」。合宿の調理を経験したOBにとっては、親しみを込めて「まつばやさん」と呼ぶ方がわかりやすいでしょうか。
八木崎駅前にあった「後藤商店」も、ほぼ時を同じくして閉店してしまい、一年ほど前からコンビニのファミマに変わりました。昔ながらの風景がだんだんと消えていくのは少し寂しいですね。
また、春日部市の公用地だった春高の南門(旧校舎時代は正門でした)向かいの空き地には、おしゃれな外観の新らしい施設ができあがっていました。春日部市のホームページによると、「パレットやぎさき」という名称で、市の保育所を併設した複合型子育て支援施設となっています。地域の子どもたちとの交流や世代間の交流の場として期待されている施設のようで、春高生にとっても広い視野をはぐくむ機会になるといいですね。
【写真】左から順に:①八木崎駅前ロータリー。後藤商店のあった場所はファミリーマートに。 ②旧「まつば」。現在は理髪店になっていました。 ③「パレットやぎさき」を南門付近から撮影。 ④同じく「パレットやぎさき」敷地内の綺麗な花壇
いよいよ春高に到着。改修された体育館は、すっかり綺麗になっていました。床の張り替え、照明の改修、外壁や内壁の塗り替え等で、とても明るく爽快感に満ちあふれていました。トイレも改修されて綺麗になっていて、ウォシュレットとセンサー式の洗浄に様変わりしていました。体育館前の通路も綺麗に掃除されていて、雨が降ると水がたまって汚れていた通路もイメージ一新。
【写真】左から順に:①開放広場から体育館の正面を臨む。 ②館内の東南の一角から全体を撮影。 ③ウォシュレットの真新しい個室。じっくり瞑想できそう。 ④トイレ内も自動照明で明るい雰囲気に。
11時40分頃に入場すると、早速数人の部員から「こんちわ~」と春高生らしい挨拶が。フロアの1/4には、改修前と変わらず体操部の用具が出しっぱなしで、残りの3/4に6面のネットを張っての練習です。部員は新3年生が16人、新2年生が21人、計37人いるそうですが、この日は全員が遅刻することなく参加していました。素晴らしいですね。
コートもステージと反対側(つまりテニスコートに面した側)の半面に、今回の改修によってついにポールの穴をあけてもらうことができました。これはバドミントン部にとっては画期的なことで、あの重い移動式のポールウェイトを運ぶ必要がなくなったのです! OBの皆さんも、機会があれば現役諸君への激励とともに、ぜひ新装なった体育館を見学していただければと思います。一見の価値ありですよ。
【写真】左から順に:①ステージと反対側の半面。ポール用の穴がしっかりとあいています。 ②昨年の春高祭は中止でしたが、伝統の春高Tシャツは健在でした。ロゴは「剛毅朴訥」。 ③「水戸部組」のTシャツを着ていた部員も。水戸部先生は現在春高にお勤めのサッカー部OBの先生です。 ④OB会寄贈のデジタルタイマーも練習に一役。
さて、練習の方は部長の柴田くんが全員を集めて手短に最初の方の練習内容を指示。今日は最初のランを短くしてフットワークに時間をかけるので頑張りましょうという内容でした。この間、顧問の先生方はとくに指図をすることもなく、部員たちによる自主的な活動がなされているなと感じました。
ランは軽く5分間走で、最後の1分で全力走の負荷をかけていました。OB会から寄贈したデジタルタイマーがしっかりと時間を刻んで使われていました。嬉しいですね。
みっちりとフットワークで汗を流したあとは基礎打ちをし、その後はグループごとにコートに分かれて、それぞれテーマ別の練習にはいりました。この日は大半のグループがダブルスのサーブ&レシーブやフォーメーションの練習をしていました。自分たちで課題点を考えて、その課題にあった練習をやるというのが通常の練習メニューとして定着しているようです。最後の40分ぐらいはゲーム練習で仕上げていました。
【写真】練習風景点描。上段左から右上・右下に:①開始時に部長から全体に練習メニューの説明と注意。②ステージ上から見た練習風景。 ③ダブルス練習でジャンピングスマッシュ! 下段左から:④ステージ上でストレッチや筋トレをするグループも。 ⑤中央の空いているスペースを使って羽を打つ部員。マスクをして練習している人も結構いました。 ⑥バランスクッションを使って体感を鍛える。工夫が窺えます。 ⑦一緒にダブルスの練習にはいってプレーする若手顧問の野界(のがい)先生(手前)。
改修された体育館は3月12日から使えるようになりましたが、公立高校の部活動は冒頭で触れたように緊急事態宣言が解除された翌日の3月22日から再開されました。待ちに待った練習で、現役諸君もシャトルを打ちたくてうずうずしていたことでしょう。顧問の先生方の話では、実戦感覚を取り戻すためにも春休み中は積極的に校外に出たそうで、3月30日には団体メンバークラスの8人は神奈川県で行われたオープン大会に参加、それ以外の29人は練習試合で伊奈学園に行きました。神奈川オープンは、例年この時期に開催されている山梨オープンがコロナの関係で中止となったため、その代替試合として企画されたもので、春高は鴻巣高校とともに湘南台高校で4試合の団体戦をこなしてきたとのことでした。引率された長瀨先生によると、神奈川県の選手は学年に関係なく試合後にお互いに課題点を指摘し合うそうで、春高の選手たちも大いに刺激を受けてきたと話されていました。
訪問した二日前の4月3日には大宮光陵に行き、訪問翌日の6日には川越高校との練習試合ということで、二週間後に行われる東部地区大会に向けて意欲的に取り組んでいました。
【写真】左から順に:①現顧問の3人の先生。左から若さの野界涼太先生、主顧問の朝見浩和先生、経験の長瀨義行先生。 ②シャトル缶を使ってフォームの指導をする長瀨先生。決してシャトル缶で叩こうしている訳ではありませんよ! ③個別にアドバイスをする朝見先生。 ④最後に全員揃って写真を撮らせてもらいました。いい笑顔の選手がたくさん!
関東大会の埼玉県東部地区予選会が4月16日(金)と18日(日)にアスカル幸手で行われます。ベスト8以上で県大会に出場できますが、目標はベスト4以上なので、ぜひ少しでも上位で勝ち進んでほしいものです。時間の許す方は、ぜひ後輩の応援に駆けつけましょう。(文責 飛永[26回生])
訂正:今回の大会は無観客試合のため、選手と引率者および大会関係者以外入場できないことになりました。保護者も入場できませんので、OBも観戦・応援はできません。ご了承ください。
とても詳細な訪問記録をありがとうございました。
八木崎駅周辺もだいぶ変わったのですね。
いつも練習後の電車待ちの間に、後藤商店で”チェリオ”飲みましたよね~。
「パレットやぎさき」は税務署だったところですね…。
体育館、明るくなりましたねー❕
我々の頃は1/4しか使えなかったけれど、今は3/4も使えるのですね。
それとも春休み中だからかな…?
いずれにせよ、ポールの穴が体育館全面にあいてるのは素晴らしいです❕
部員も多くて自主的に活動している様子が良く分かりました。
ぜひとも好成績を残してほしいです❕
次回の『現役訪問』も楽しみにしています。
高28回生 寺尾