新人大会県大会報告
11/22(水)~25(土)の4日間、上尾運動公園体育館にて新人大会の県大会が開催されました。春日部高校の選手は、2日目となる23日(木・祝)にダブルス3ペア、24日(金)のシングルスに1名が出場しました。
今回、ダブルス3ペアが出場した23日に私、小髙(35期)が観戦応援して参りました。いつも記事を書いてくださる飛永さんに公私ともにお世話にもなっております所、命を受けて(!?)僭越ながらレポートさせていただきます。
当日はOBの加藤勝さん(15期)と北山孝司さん(40期)も来場し、一緒に後輩たちの活躍を応援しました。
<出場ペア>
佐無田・丘咲(2年ペア・東部地区予選6位勝ち上がり)
高鹿・松本(2年ペア・同14位)
岡田・栗原(1年ペア・同11位)
1回戦からの出場は高鹿・松本ペア。相手は川越東でした。21-16、12-21、17-21で、惜しくも敗退しましたが、いいラリーを展開していました。
1ゲームは両ペアとも緊張が見える中で、相手よりも連携の取れた高鹿・松本組でしたが、相手の動きがよくなってきた中、2ゲーム目は相手の先行する流れ。
ファイナルゲームも連続得点するものの、ミスが出始め、5,6点先行されながら終盤へ。11-16から14-16まで迫ったのですが、最後は16-21でした。ハマった時の高鹿君の攻撃力やパワー、松本君の粘り強さは随所に光っていましたよ。
高鹿君「2ゲーム以降、ちょっと自分にミスが増えてしまった。緊張はしたけど思いっきりやれた。しっかり上げるところを上げられたらよかった」
松本君「今日は調子自体はよかった。ミスをちょこちょこしてしまった。今後は、攻め切れるようスマッシュの強化等を頑張りたい。」
【写真】1回戦で川越東のペアとファイナルゲームを戦う高鹿・松本ペア
同じく1回戦は、岡田・栗原ペア。上尾南相手に15-21、21-9、21-14で見事な勝利。
実は栗原君は足を故障していて、直前まで練習を見学している状況でした。先日私が訪問した練習試合の日も線審をずっと行って、合間には私にも今後の課題や悩み等の話をしていた様な状況です。
試合には強行出場したようですが、あまり相手には悟られずに、いつも以上に冷静な守備を落ち着いてできていたように思います。
岡田君は持ち味の強気の攻撃が1ゲーム目は硬い動きになっていましたが、2ゲーム以降、栗原君の分まで攻撃をする気迫をもってつなぎのミスも無くなり、自分たちのペースで得点を重ねていけたようでした。勢いを保ちつつ勝利をものにしました。
岡田君「不安があったが、徐々に自信もでてきた。勝てて良かった。序盤のミスを減らしたい。スマッシュのコースのバリエーションを増やしたい」
栗原君「岡田に助けてもらった。最後のほうは勝ち切りたかったので、動きました。県大会での勝利は初めてなのでうれしい。」
なお、痛みもあるようだし、大事をとって次戦は棄権しました。悔しいとのことですが、素直に喜び、そして今後の課題も上記のように話してくれました。
1年の秋に県での勝利だけでなく、いろいろと学びがあったようです。
【写真】岡田・栗原ペアを応援する仲間たち
2回戦からの出場は佐無田・丘咲ペア。
2回戦の次は第1シードという山に入ってしまったが、まずは目の前の相手。その相手は、浦和北高校ペアですが、なんと佐無田君の弟のペアで、兄弟対決となりました。
スコアは21-12、21-12での勝利。
相手も身長が高く強豪校だけあってフィジカルは強かったですが、春高ペアは速い展開の中でミスも少なく攻撃とつなぎを繰り出し、1ゲーム中盤以降は終始リードしながら試合を進めました。時折笑顔も見られ、練習の成果が表れていたようですね。
そして3回戦の相手は、埼玉栄の第1シード有江(2年)・澤田(1年)組という今年のインハイベスト8の選手です(全中時は準優勝や優勝等)。全国トップクラスとの試合に、全力出し切るのみ。
結果は9-21,8-21というスコアで、最後まで健闘しました。出だしから臆することなく戦って、6-6くらいまでのラリーの中には長いラリーもあり、攻守ともに光る場面もありました。
2試合を終えて、
丘咲君「こういう県大会は初めてだしドキドキしてたけど、楽しめた。次に向けて頑張っていく」
佐無田君「次の団体戦に向けて更に頑張っていきたいです!」
貴重な経験を糧に、次の1月の団体戦に向けて既に目には新たなる光が宿っておりました!! 3ペアとも奮闘し、緊張しながらも夏からの成長した力は出せたと思います。
【写真】左:2回戦で浦和北高校との試合を優勢に進める佐無田・丘咲ペア 右上:3回戦の埼玉栄との試合前のトス 右下:埼玉栄戦でネット前からロブを上げる丘咲くん
次なる試合は1月上旬に東部地区での団体戦等があり、春の関東大会予選のシード権に影響してくるようです。
やはり今回、県大会の団体出場が無かったのは寂しいですし、部員も皆、応援したかったはずです。日頃の練習の質を更に上げて、団体、個人ともに益々上昇気流に乗っていけるよう期待したいと思います。
[文責:小髙直行(35期)]