東部支部大会速報（団体戦）

　１月１２日から東部支部大会が毎日興業アリーナ久喜で開幕しました。大会は初日が１２日（金）、２日目が１４日（日・アスカル幸手会場）、最終日が１６日（火・毎日興業アリーナ久喜会場）と３日間で、２複１単形式の団体戦と、団体戦に出場しない１，２年生による個人戦シングルスが行われます。

　団体戦は、関東大会まで繫がる４月の地区予選会のシード順を決める重要な試合で、９月の地区大会でベスト８に入っていた春日部高校はシードされ、初日には試合がなく２日目からの出場となりました。

●１月１４日（土）　Ｂブロックにて花咲徳栄、久喜工、不動岡との４校リーグ戦。奇しくも３校とも９月の団体戦で対戦したチームとの組み合わせとなりました。

【初戦】春日部　２－０　花咲徳栄
　複１　高鹿[２年]・栗原[１年]　２（２１－１１、１８－２１、２１－１２）１　青柳・金子
　単　　丘咲[２年]　２（２１－１４、２１－１３）０　並木
　厳寒期の初戦で調整が難しい中、第１ダブルが第２ゲームを落としましたが、まずは順調なスタートを切りました。

［写真］対花咲徳栄戦　後衛からスマッシュで攻撃する第１ダブルの高鹿・栗原組

【第２戦】春日部　２－０　久喜工
　複１　佐無田[２年]・丘咲　２（２１－６、２１－１５）０　熊野・松澤
　単　　岡田[１年]　２（２１－１５、２１－１６）０　石井
　今日の初戦となった佐無田くんと岡田くんはやや堅さがみられましたが、危うい場面もほとんどなくよい試合内容でした。

　　　［写真］左：第１ダブルの佐無田・丘咲組　右：シングルの岡田くん
　　　　　　　ともにショート･サービスを放った瞬間

【第３戦】春日部　２－０　不動岡
　複１　高鹿・松本[２年]　２（２１－１８、１６－２１、２１－１７）１　鈴衛・伊塚
　単　　丘咲　２（２３－２１、１４－２１、２１－１３）１　高橋
　本日最大のライバルとの一戦。９月の団体戦では不動岡の方が上位シードでしたが、５位決定戦で対戦し、大接戦の末、春高が劇的な勝利を挙げた相手でした。当然、相手はリベンジに燃えてきます。それをいかに跳ね返せるかが最大の課題でしたが、第１ダブルもシングルもファイナルゲームにもつれ込みながら、最後はともに勝ちきりました。チーム全体に勢いのつく大きな勝利でした。
　第１ダブルは立ち上がりにうまくペースを掴んで第１ゲームを先取しましたが、第２ゲームは相手のロングサービスの対応に苦しんで終始相手のペースで進められてしまい、一時暗雲が漂いました。最終ゲームも一進一退でハラハラしましたが、我慢強く粘って前半を１１－８で折り返すと、後半も点差を保ったまま逃げ切ることができました。苦しい展開ながらもよく辛抱したと思います。
　シングルは成長著しい丘咲くんが奮闘しました。第１ゲームは優勢に進めながら終盤追いつかれて延長ゲームにもつれ込みましたが、攻撃的な気持ちを切らすことなくファイトして接戦を制しました。第２ゲームでは緊張の糸が切れたかのようにミスが続き失ってしまいましたが、ファイナルゲームではまた粘り強さを取り戻して１１－８とリードして折り返し、最後は１３－１３から連続８ポイントを奪取して一気に勝利を掴み取りました。昨年４月の団体戦では１０点、９点で完敗していた相手に競り勝っての勝利だけに、丘咲くんも大きな自信になった一戦だったと思います。
　ダブル、シングルともに競り合いとなった第１ゲームを取ったことが大きな勝因でした。やはり接戦を勝ちきるメンタルの強さが大切だと感じた試合でした。半面、第１ゲームを取ったあと、気持ちが緩んでしまうのか第２ゲームの始めでリードを許してしまうことが多く、第２ゲームの入り方に課題が残りました。

［写真］左：シングルのファイナルゲームの前半を11-8で先取し、喜ぶ丘咲くんと春高ベンチ
　　　　右上：第１ダブルで貴重な勝利を挙げた高鹿・松本組
　　　　右下：シングルでマッチポイントをとり、勝利した瞬間にベンチから駆け出す選手たち。
　　　　　　　コート中央で顔を覆うのは敗れた相手選手

　この結果、Ｂブロック全勝で１位となり、最終日には各ブロックで１位となった４校で行われる１位リーグ戦に挑みます。１１月に行われた新人大会県大会の団体戦で、東部地区から叡明と草加東がベスト４に入ったため両校は今大会不参加。そのため１位リーグも大接戦が予想されます。強いメンタルを保って、ぜひ混戦を勝ち抜いてもらいたいと思います。健闘を祈りましょう。