新人大会地区予選速報１

　新人大会東部地区予選会（個人の部）が８月19日（月）に開幕し、初日は毎日興業アリーナ久喜（久喜市総合体育館）でダブルスの準々決勝までと代表決定戦、５位以下の順位決定戦が行われました。春高は６ペアが出場し、２組が県大会への出場権を獲得しました。

　その２組はいずれも２年生と１年生のペアで、シード権を得ていた岡田（２年）・安藤（１年）組は４回戦まで危なげなく順当に勝ち上がり、さらに５回戦では草加東、準々決勝では越谷南の上位シードを次々に撃破し、ベスト４まで駒を進めました。
　もうひと組の葭葉（よしば＝２年）・忍田（おしだ＝１年）組はノーシードながら４回戦で第３シードの叡明に接戦の末勝利すると、勢いに乗って５回戦でも花咲徳栄に第１ゲームを奪われるも逆転勝ちしてベスト８まで勝ち上がりました。とくに県大会出場を決めた叡明戦では、強豪相手に一歩も引かず一進一退の攻防を我慢強く凌ぎ、２ゲームとも延長戦を制しての価値ある勝利でした。よく勝ちきりました。

　他の４ペアは残念ながら３回戦までで敗退しましたが、シードペアを相手に第１ゲームを先取して見せ場をつくり、応援の部員たちを大いに盛り上げた試合がいくつもありました。とくに惜しかったのが２年生ペアの城・栗原組で、３回戦でシードの久喜北陽に終始先行し、１ゲームを14点でとって２ゲーム目も19点まで大差でリードしながら痛恨の逆転負け。終盤に連続失点してしまい、とても悔いの残る試合になってしまいましたが、このあとシングルスにも出場するので、この悔しさを取り返してほしいと思います。ともに観戦したＯＢの小髙さんは直前の練習にも顔を出していて、総じて「今年の春高はダブルスの層が厚いと感じています。８月になってから急に伸びたように思いますよ」と話してくれました。

［写真］左：葭葉・忍田組が４回戦で叡明を破り、県出場を決めた歓喜の瞬間
　　　　右上：叡明ペアにスマッシュを打ち込む葭葉・忍田組
　　　　右下：５回戦で草加東を相手に積極的に攻撃する岡田・安藤組

　大会は２日目が８月21日（水）に同じく久喜でダブルスの準決勝と決勝およびシングルスの４回戦まで、最終日は23日（金）にシングルスの決勝戦までがアスカル幸手で行われます。今日勝ち残った岡田・安藤組は２日目の朝一番で準決勝に挑みます。２日目以降も春高生の健闘を期待しましょう。

◆初日（８月19日）　ダブルス準々決勝まで
【１回戦】○城・栗原　２（21-4,21-4）０　大橋・内山（白岡）
　　　　　○水田・高橋　２（21-5,21-6）０　長野・一ノ瀬（越谷北）
　　　　　○田坂・根本　２（21-4,21-6）０　宇田川・今田（越谷南）

【２回戦】○城・栗原　２（21-12,21-10）０　片柳・小倉（草加東）
　　　　　○河野・ラッド　２（21-6,21-4）０　小枝・松島（幸手桜）
　　　　　○岡田・安藤　２（21-6,21-9）０　鈴木・余湖（白岡）
　　　　　○葭葉・忍田　２（21-6,21-12）０　永沢・戸張（草加）
　　　　　●水田・高橋　１（21-14,14-21,10-21）２　鎌田・中谷（共栄）
　　　　　●田坂・根本　１（21-16,19-21,14-21）２　山下・佐野（越谷西）

【３回戦】●城・栗原　１（21-14,20-22,14-21）２　今野・福家（久喜北陽）
　　　　　●河野・ラッド　０（8-21,16-21）２　岩波・須賀（越谷南）
　　　　　○岡田・安藤　２（21-5,21-12）０　梅田・緑川（開智未来）
　　　　　○葭葉・忍田　２（21-8,21-8）０　椛澤・平賀（越ヶ谷）

【４回戦】○岡田・安藤　２（21-16,21-16）０　若杉・池田（春日部共栄）　　　　　　＝県大会出場権獲得
　　　　　○葭葉・忍田　２（24-22,24-22）０　石川・入江（叡明）　　　　　　　　　＝県大会出場権獲得

【５回戦】○岡田・安藤　２（21-19,21-9）０　高橋・小林（草加東）
　　　　　○葭葉・忍田　２（16-21,21-17,21-13）１　並木・杉村（花咲徳栄）

【準々決勝】○岡田・安藤　２（21-11,21-12）０　岩波・須賀（越谷南）　　　　　　　　　＝ベスト４勝ち残り
　　　　　●葭葉・忍田　０（9-21,8-21）２　齋藤・福田（栗橋北彩）