新人県大会ダブルス観戦記
皆さまこんにちは。35期の小髙です。
11/13上尾運動公園体育館にて、新人戦県大会(ダブルス)を応援観戦しましたのでご報告します。団体戦予選後2,3度練習も見させてもらったので、それらを踏まえて個人的見解も有りますが、どうぞよろしくお願いします。
春高は、団体戦は出場を逃しましたが、個人戦ダブルスにおいては岡田・安藤、葭葉・忍田の2ペアが出場しました(シングルス出場は栗原、岡田、根本、安藤)。両ペアとも2年・1年コンビで、8月の東部地区予選を3位、8位で勝ち抜き県のキップを掴んでいました。
2回戦からのドローとなり、3回戦に勝てばベスト16となり、来年のインハイ予選東部地区大会を免除されます。
【2回戦】○岡田・安藤 21-10,21-12 (対 熊谷西 北部地区予選12位)
スピードで相手を上回り、ラリー内容も先手を取り点差をつけて行きました。安藤君には序盤かたさが見られましたが、つなぎ球や攻撃のコースもいいところを突けていたと思います。一方、岡田君は連続攻撃や緩急のあるショットも決め、ペアの声かけもしっかり出来ていました。しかしサーブのミスがやや多かった事も有り、2ゲーム中盤でも15-10,18-12と勝利目前となってきても、モヤモヤしながらプレーしていたようにも見受けられました。試合には危なげなく勝ったと言える内容でした。
○葭葉・忍田 21-13,21-8 (対 熊谷 北部地区予選6位)
やはり、二人にかたさはみられたもののミスも少なく、終始リードし11-6にすると、更にリードを広げ21-13としました。サービス周りで常に優勢でした。21-8で2ゲーム目も勝利しました。
[写真]左:葭葉・忍田組ラブオールプレー(対熊谷戦) 右:試合を見守る保護者の方々
【3回戦】●岡田・安藤 19-21,15-21 (対 浦和北 南部地区予選4位)
相手は小島・佐無田組。この佐無田選手は、今年の春まで春高の部長であった佐無田君の弟。強豪校の浦和北で益々成長してると思われますが、厳しい戦いをものにしたいところです。
1ゲーム目は6-11と相手のペースで、翻弄され気味。ここで開き直れたか、こちらも攻撃が決まりだし相手の速いアタックにも食らいつき、何より気合も前面に出てきました。ついに14-14に追いつき、そこから17-17まで激戦・接戦で譲らなかったが、こちらは連続得点ができず、惜しくも19-21で第1ゲームを落としました。このゲーム取りたかった! 良いラリーも多かった。
第2ゲームはインターバルの所で9-11そして10-11で後半が始まったのだが、ここから7連続得点され 10-18と苦境に立たされました。最後白熱のラリーで意地も見せましたが、15-21で力尽きました。
●葭葉・忍田 15-21,11-21 (対 大宮東 シード選手 南部地区予選パス)
相手の高橋(2年)・島貫(1年)ペアは、春のインハイ県予選にて春高の佐無田・丘咲(3年)を3回戦で2-1で破った相手です。そして、島貫君は忍田君の中学の時のパートナーであったとの事、ドラマチックな因縁があるのです。
1ゲーム目は8-11、10-16、13-19と進み15-21で取られました。終始リードされてしまいました。2ゲーム目も序盤、中盤で6-11、7-16と離されていき11-21で敗退となりました。ラリーの有利な状態が続かず、気づくとあげさせられてしまうのですが、その精度が悪くなっていきました。又、速いドライブ展開の中でミスが増え、対応に苦慮した部分が有ったかと思います。
[写真]上:浦和北と対戦する岡田・安藤組 下右:同戦から、ジャンプスマッシュ態勢だ!
下左:深く踏み込んでプッシュする葭葉・忍田組(対大宮東戦)
計4試合観戦し、又、他の試合も幾つも観てみると、地区予選を17,18位より上位で勝ち上がると2回戦からとなるわけですが、県大会出場ペアともなると、皆、ショットの力や、スマッシュスピードなど、何かしら武器や特長があり、油断ができません。
しかし、夏から秋にかけて春高の選手も磨き上げてきたものが有り、東部地区で3位、8位と勝ち上がってますから、パートナーシップやゲーム運び、ダブルスの特性を生かしたプレーなども含めて両ペアとも、総合的に成長しました! だからこその2回戦の闘いぶりだったと思います。しかしながら、この激戦の埼玉県の16決めである3回戦になると、自分からのミスは少ない、というか命取り。(つまりサーブもそうですね。)
そして、攻撃と守備体制の中間状態において主にドライブ戦が多くなり、大きすぎない動作でなるべく自分たちが上から羽をさわっている。気持ちは強気だが、攻守の「守」にならざるを得ない局面ではスピーディーにしっかり守るか、相手の動きの穴やスペースに精度だしてリスクも抑える。そんな風に強く感じました。何しろ、充分な態勢でゆっくり打たせてもらえない局面ばかりですからね、上のレベルになるほど。3回戦の相手は浦和北、大宮東の上位メンバーでしたから当然ここらあたりのスピード練習、攻守の切り替え練習において普段から互いに切磋琢磨し、強い気持ちで羽を打っているのだろうと思えますね。同じ南部地区に埼玉栄が上にいるわけですからね。
悔しい思いもいっぱいと思いますが、ベストを尽くせたのではないでしょうか。この県大会には出場していない部員も全員応援に来て全力で応援しました。保護者の方も声を出し応援していました! 課題も見え、普段の部活にどう生かすか、どのように練習に臨むのか。これらの経験が全て収穫になるわけですから、また学校に戻って、やれることはいっぱいあります。頑張っていきましょう!
(文責:小髙直行)